-賢く働く機能分子を合成し、生命のなぞに迫る-

私たち生物は、無生物であるのただの物質と同様、分子からなっているにもかかわらず、自ら環境を感知し、判断し、行動を起こします。一見特別な物質、生物の何が他の物質と変わりなく、何が特別なのかを明らかにすることは未だに現代科学の重要な課題です。われわれは、生体を観察するのとは逆に、生体が実現しているさまざまな情報機能を、人工分子を合成して構築することにより、生体をより深く理解できると考えています。そのような研究は、人に有用な分子機能材料を実現することにも役立ちます。

【研究室で合成された機能分子】

 
(1) 光駆動分子機械の創製
 
(2) 光機能性液晶の合成
 
(3) 自己組織化分子系の設計と合成